任你博
1月31日(水)、今期4回目のFD研究会(※)を開催しました。今回は、学生の目線から大学改革に関する提言を行う学生団体「SGUsers」(エスジーユーザーズ)のメンバーによる活動報告がありました。
(※)FD(ファカルティ?ディベロップメント)とは、 大学が授業の内容や方法を改善し、向上させるための組織的な取組み。
1.SAへのヒアリング報告
田村大斗君(人間科学科1年)が「SAのヒアリング調査」の結果について報告しました。SA(Student Assistant)とは、教員の補助者として授業運営のサポートを行う学生のことをいいます。SAがイキイキと活躍できる環境作りと効果的な活用を目的に、昨年11月にSA17名を対象にヒアリング調査を行いました。田村君は、ヒアリング結果を受けて、理想的なSAとは「良き先輩」として、教員と学生或いは学生間をつなぐ架け橋のような存在であると指摘。そのために大学はSAに対して求める役割をしっかりと説明する必要があるとしました。
2.「学生と職員との座談会」開催報告
荒井祐人君(英語英米文学科1年)が、1月に開かれた職員との座談会について報告しました。座談会は学生からの強い呼びかけで実現。「学生の休退学予防」をテーマに、学生?職員それぞれの視点で意見交換を行いました。荒井君は、座談会で出された意見を踏まえ、休退学の原因として「人間関係」と「学習面」の2つを挙げ、トラブル解決のための相談窓口の設置、基礎ゼミなどの少人数教育をつうじたきめ細かな指導などが、休退学予防対策に有効ではないかと発表しました。
FD研究会の様子
FD研究会の様子
発表後の質疑応答
終了後、北翔大学FDの学生と意見交換
研究会の最後は、SGUsers代表の澤田望乃さん(臨床心理学科2年)が、「今後もSAへのヒアリングや教職員との意見交換を続け、大学の環境改善に向けた提言を積極的に行いたい。他大学のFD組織との連携や全国FDサミットへの参加など、幅広く活動を展開したい」と抱負を語りました。
SGUsersの今後の活動に期待します。