実習2日目は、午前中、国立ビエンピン孤児院に訪問しました。最初に施設の説明ビデオを見た後、6歳未満の子ども達と一緒に遊びました。学生が日本から準備していった、「魚つりゲーム」「スライム」「チョロQ」「ハンドスピナー」「紙風船」を出すと、子ども達は夢中で遊び、片付けの時間になっても名残惜しそうにしていました。本日はデング熱予防噴霧が実施されていました。その後、施設長から、タイの孤児の現状や児童養護のシステムについてお話を伺いました。

午後からは、ストリートチルドレン（路上生活の子どもたち）の救護センターである、ドロップインセンターを訪問しました。長年、スタッフとして関わっておられる出羽さんから写真を見せていただきながら、チェンマイでのストリートチルドレンの歴史的な変遷と現状を伺いました。国境近くの都市独特の事情もあり、日本における貧困問題との違いも学びました。説明を聞いている最中に、学校から帰ってきた子どもたちと会うことができました。

実習2日目は貧困と社会について、深く考えさせられ、夜の振り返りでは、さまざまな感想を分かち合いました。