臨床心理学科

Department of Clinical Psychology

特色

Feature

  • Point01
    心理学的支援の伝統校
    心理学的支援の教育と実践を約30年行ってきた北海道の老舗です。この間、多数の卒業生を輩出し、心理学的支援を仕事とする方だけでも数百名以上。
    同窓生ネットワークによる実習や講話、認知行動療法や精神分析、精神保健福祉学、芸術療法など幅広い領域のプロフェッショナルから心理学的支援を学びます。なおかつ認知科学(生態心理学)研究や当事者研究により、未来の心理学的支援の探求もしています。
  • Point02
    学部卒での心理学的支援者を
    公認心理師取得には大学院進学が基本です。しかし、種々の事情で進学断念する学生さんもこれまでいました。
    そこで学部卒での資格取得を目指す人の進路支援として、実務経験施設での資格取得を勧めています。たとえば公務員心理系専門職への就職支援により、公務員として働きながら公認心理師取得を目指す道があります。また、社会福祉法人楡の会様と本学の連携(全国初)により,実務経験施設を開設していただきました(ただし採用を保証するものではありません)。
  • Point03
    ひと味違うを目指す心理の学部
    臨床心理学を中心とした伝統的な支援に加え、未来の心理学的支援を探求しています。
    心理学的支援の教育や研究をしながら、さらにそれを拡張する試みとして生態心理学を中心とする認知科学を導入し、環境、言語、社会と人間の相互的関係をより深く探索します。生態心理学者と臨床心理学者とのコラボレーションは、次世代の心理学的支援の研究?開発につながるだけではなく、これらの営みが私たちの日々の教育にも波及して。ひと味違う大学教育になることを目指しています。

精神保健福祉士養成課程

PSW

精神保健福祉士養成課程では、対人援助技術や環境や社会へ働きかけるための実践力を身につけるため、講義を受けるだけではなく、実際に自分で調べることや、実践してみるといった学習をたくさん行います。

精神保健福祉士とは

精神保健福祉領域で活躍するソーシャルワーカーです。日本では、1997年に国家資格になりました。精神疾患や精神障がいのために起こる様々な生活問題や社会問題を解決するために、クライエントや家族の相談に応じたり、環境や社会に対して働きかけたりする仕事です。

現代は、うつ病などが増えて、企業のメンタルヘルスの視点からも必要とされています。
また、これまで、精神科の医療機関や施設等で働く精神保健福祉士がその多くを占めていましたが、近年は、学校や司法機関等でも精神保健福祉士が必要とされ、その領域でも活躍するようになってきています。
<働いている領域>
 精神科の医療機関や施設等で働く精神保健福祉士がその多くを占めていましたが、近年は、学校や司法機関等でも活躍しています。さまざまな機関や職種のチームの一員として協働しています。
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学科長挨拶

From the Dean

皆さん、こんにちは。
「こころ」とは何か???人によってさまざまな「こころ」の姿が見えてきます。「こころ」には多様な側面が存在し、それらを研究するたくさんの専門家がいます。私たちは、いろいろな領域でさまざまな「こころ」の問題に取り組んでいます。心理学部では、「こころ」の多様な側面について、基礎的な知見を参照しながら、「こころ」の問題に実践的に向き合っていきたいと考えています。
「こころ」に関心を持ち、このサイトを訪問してくださった高校生の皆さんには、オープンキャンパスに参加していただき、実際の<任你博>を感じていただくことも期待しています。私たちと一緒に「こころ」について学んでみませんか。

大学院

Graduate school

臨床心理学研究科は、臨床心理学を中心に心理臨床に関連する諸分野との連携を得ながら、様々の心の問題を心理臨床の視点から取り上げ、公認心理師及び臨床心理士という高度の専門性を備えた職業人を養成することを目的としています。

心理臨床センター

Topics

当相談室は1995年に開室し、長きに渡って心理?教育的な問題でお困りの方のご相談に応じております。
ご本人に限らず、ご家族や周りの方、学校の先生方のご相談もお受けします。 スタッフ(臨床心理学専攻の相談員)が、落ち着いた雰囲気の中でお話をじっくりうかがいながら、問題にどのように対処していくとよいかを一緒に考えてまいります。

紀要

Bulletin

任你博「心理臨床センター」(以下、当センター)では、地域のみなさまの、心理的?教育的なお悩みについての相談をお受けしております。また、同時に当センターは、臨床心理士を育成する教育機関、臨床心理学の発展に寄与するための研究機関でもあります。

「心理臨床センター紀要」は、当センターに所属する研究員(本学臨床心理学科/研究科教員)、研修員(本学大学院修了生)、実習生(本学大学院生)、非常勤相談員等が執筆した論文、寄稿、事例研究、巻頭言などを収録したものです。

2011年より、臨床心理学の内容についての学びを深めるために「心理臨床センター紀要」サイトを開設する運びとなりました。ただし、プライバシーや個人情報の保護に留意して事例研究は除外し、サイト掲載が認められたもの(心理臨床センター運営委員会による)に限って掲載しています。
掲載号掲載年種類タイトル執筆者
15号2015(H27)論文 心理教育的接近の臨床的考察 橋本 忠行?安岡 譽
15号2015(H27)論文 MMPI疎外感尺度の基礎的研究 本多 悠?井手 正吾
14号2014(H26)巻頭言 ?愧(は)じる?ことと進むこと 葛西 俊治
14号2014(H26)論文 TATの心理療法的意義に対する試案 石原 由宇
13号2013(H25)巻頭言 ?受苦?をともにすることについて 村澤 和多理
13号2013(H25)訂正 前号論文(2012年,12号,1pp.7-24)の訂正表 井手 正吾
12号2012(H24)巻頭言 心理臨床の基本的態度に対する「言葉」 井手 正吾
12号2012(H24)寄稿 私の心理療法観について 安岡 譽
11号2011(H23)巻頭言 共感と共感的理解について 安岡 譽
10号2010(H22)巻頭言 本学の心理臨床の歩み 滝沢 広忠
10号2010(H22)巻頭言 臨床心理学科開設10周年に寄せて 森 直久
10号2010(H22)記念号に寄せて 足場を確認しつつ前進を 池田 光幸
10号2010(H22)記念号に寄せて 「何する人ぞ」から「何かする人へ」 市川 啓子
10号2010(H22)論文 不登校問題の今昔 伊藤 則博
10号2010(H22)論文 心理査定の基礎 田形 修一
10号2010(H22)論文 絵画療法実践の覚書 寺沢 英理子
10号2010(H22)論文 境界例理解の変遷とその課題 安岡 譽?橋本忠行
10号2010(H22)論文 社会恐怖関する心理生理的な見方 澤田 幸展
8号2008(H20)巻頭言 「寄り添う」ということ 滝沢 広忠
8号2008(H20)特別寄稿 自閉症問題の今昔 伊藤 則博
7号2007(H19)巻頭言 人の理解と援助は生活現場で総合的に 伊藤 則博
7号2007(H19)特別寄稿 池田光幸先生ご退任によせて 安岡 譽