小樽市内で2月18日、「国際スポーツ雪かき選手権」(主催:国際スポーツ雪かき選手権実行委員会)が開催されました。「スポーツ雪かき」は、除雪作業を「スポーツ」として楽しもうと2014年から始まった企画で、今大会で11回目となります。
主催代表は本学非常勤講師?社会連携センター協力員を務める松代弘之先生。「小樽市は人口減少、高齢者の増加により除雪問題が深刻。この解決策として考案した」と話します。
大会に参戦したのは中学生13チーム、高校生3チーム、一般5チームの21チーム。「雪かき」10分間、「整地」20分間の合計30分間で勝負を競い合います。今大会よりセンサーグローブを採用するなど、作業量をより正確に評価できるようにルールを改定しました。
大会運営は本学サークル「まちおこし研究会」の学生スタッフ約30名が務めました。受付、案内、競技時の測定、開会式?表彰式の開催など、全ての任務を担います。
小樽は風情溢れる坂の街です。その反面、冬季にはこの坂道が市民に苦痛や危険を与える場所に変貌します。大会の様子を近くで見守っていた市民の方(80代男性)は「除雪されていない道路を歩くのがたいへんでなかなか買い物に出掛けられなかった。除雪してくれてありがたい」と嬉しそうに話してくれました。
大会結果は、中学の部は「北陵中さまーず」、高校の部は「すーぱーゆきかめん」、一般の部は「チームへべれけ」がそれぞれ優勝しました。
この取り組みが今後も継続し、将来小樽を発信として全道各地に展開されることを期待します。
開会式の様子です。
スポーツ大会らしく「選手宣誓」。
競技スタート!
「けもの道」がみるみる除雪されます。
競技後の様子。階段まで出来上がりました。
大会運営、お疲れさま。
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