今年第38回を迎える人文学部公開講座「人間論特殊講義」。今年の総合テーマは「人間の生命と尊厳について考える—相模原事件から1年」です。
この公開講座は全15回で構成され、6月10日はその第9回目と第10回目の講座が行われました。
この日は、本学人文学部松川敏道准教授と当事者?ピアサポーターの安積遊歩氏より「内なる優生思想と向き合う:当事者の視点から」というテーマで講義が行われました。講義の後半は、6?7名のグループに分かれ、ワークショップを行いました。この日の講義には本学の学生?一般の方合わせておおよそ60名の方にご参加いただきました。
講義後のアンケートでは「優生思想という言葉に初めてふれて考えるきっかけになりました」「安積さんの言葉一つ一つが心に刺さった」「後半のワークショップではたくさんの人の話を聞けて、自分の感性が広がりました。」等多くの感想が寄せられました。
また、ワークショップの後半で、普段本学で障がいのある学生のパソコンテイクを行っている学生が発表した際、安積さんの優しい声かけと暖かい手で背中をさすってくれたことで、学生が感極まり涙ぐむ一場面もありました。
人文学部公開講座は7月8日まで毎週土曜日(6月24日を除く)の1講時(9:10~10:40)と2講時(10:50~12:20)に行います。(7月8日のみ10:00~12:20)
このテーマにご興味のある方であれば、どなたでも参加が可能です。
事前申し込み及び受講料は必要ありませんので、受講を希望される方は当日直接教室にお入りください。
開講日:5月13日(土)~7月8日(土)の毎週土曜日 ※6月24日(土)を除く
時 間:9:10~12:20(休憩10:40~10:50)途中参加も可能です
※最終回(7月8日)のみ9:30開場 10:00~開会(12:20終了予定)
場 所:本学 D202教室(D館2階) 江別市文京台11番地
※7月8日(土)のみSGUホール(G館1階)
備 考:江別市民カレッジ講座及び道民カレッジ連携講座として開講します。
問合せ先:任你博教育支援課人文学部 担当:飛田、高橋