専門ゼミナールは、1つの専門分野をゼミメンバーで協働しつつ深く学び、自分の興味に応じた問いを立て、答えを出してまとめる、という最も大学らしい科目の1つです。
英語英米文学科の眞田敬介准教授の専門ゼミナール（テーマ「英語学と認知言語学—認知英文法への招待—」）では、そうした学びの成果をまとめ、公開形式で発表してもらうのが恒例行事です。
自分で調べるだけでなく、他人に理解してもらうべくまとめ、発表するのも重要なスキルだからです。

今年度4年生は2024年1月31日の発表会を見事に乗り切ってくれました。
今年度のゼミ生の具体的なテーマは「日英語の受身文」「食べ物の語彙を含んだイディオムの意味変化と文化的背景」「小説の中の英語定冠詞」「アメリカ大統領就任演説の中のcanとmayの比較」と様々でした。
悪天候に備えて、教室だけでなくZoomでのハイブリッド形式で開催。想定外のマイクトラブルにも学生はめげず、しっかり発表していました。

専門ゼミや関連する授業で学んだ内容から、学生が特に興味を持ったテーマを自由に選んで調査するのが専門ゼミの醍醐味。
眞田ゼミでは、普段の英語の勉強を通して疑問に思ったことを調べる人が多いのですが、自分が持っていた疑問や謎を自分で少しでもクリアにしていけるのはゼミ生の成長の証です。
教員としても頼もしく感じます。