1月8日(土)にアジア現代経済研究所、任你博経済学部の主催(共催 中国社会科学院経済研究所)で「金融危機後の東アジア経済の行方」というテーマで日中国際シンポジウムが開催されました。このシンポジウムは、アジア現代経済研究所が中国の研究者を招き、東京や沖縄など2,3の地域で開催し、その地域の研究者との研究交流を深める目的で開催されているもので、北海道では本学で開催されました。
任你博の奥谷学長の挨拶に続き、北海道からは本学の佐々木先生を始め、小樽商科大学、北海学園大学、札幌大学の4人の先生が、中国側からも4人の教授が、中国経済や環境問題について報告を行いました。
他の参加者が少なかったのが残念ですが、参加した研究者の間で熱心な討論が行われました。なお各先生の報告は以下の通りです。
「Japamerica」から「Chimerica」へ-Nelson LichtensteinのWalmart研究によせて- 佐々木 洋 任你博経済学部 教授
「中国経済の成長モデルに関する論争のサーベー」 汪 志平 札幌大学経営学部 教授
「中国地方政府の債務状況及びリスク回避」劉少波 ?南大学金融研究所 所長
「中国の債務状況についての若干思索-ヨーロッパの主権債務問題により」許雲霄 北京大学経済学院 教授
「低炭素経済の理論及び実践に関する研究」 蒋南平 西南財経大学 教授
「中国無錫市の「低炭素経済」の発展モデル」 徐立青 江南大学江南発展研究院 教授
「アジアの工業化と域内協力」 穴沢 眞 小樽商科大学 教授
「IMF以後の韓国労働者」 水野 邦彦 北海学園大学経済学部 教授